白髪染め医薬部外品使っていますか?

40才を過ぎると少しずつ白髪が出てきます。
白髪染めやヘアカラーをしていない方は少ないのでは
ないでしょうか?

自分の体に取り入れる食品などについては、厳しくチェック
するという方もいらっしゃると思いますが、髪についても同様に、
体に安全な白髪染めを使いたいものです。

ほとんどの人がお世話になる白髪染めですが、安全な白髪染め
という観点から書かれているものは少なく、CMやパッケージ、
見た目の効果などで選んでいる人は多いと思います。

白髪染めには、薬事法の分類で医薬部外品は染毛剤、化粧品は
染毛料という違いがあります。

医薬部外品は、医薬品に準じ有効成分が配合され人体に作用
しますが緩和なもので、化粧品は医薬部外品より人体に対する
作用は緩和なものです。

医薬部外品である染毛剤は、酸化染料でアルカリ性のものです。
アルカリ性の特徴としては浸透しやすくタンパク質が溶けやすい
という性質があります。

アルカリ性の白髪染めはこの性質を利用して髪の毛の
キューティクルを溶かし、髪の内部を脱色させて色を浸透させて
います。

長所としては、髪の毛に色が入りやすく持ちはいいですが、
キューティクルであるタンパク質を溶かしているため、
髪の毛は痛みます。

アルカリ性の薬品や洗剤などをさわると、すぐに手が
ぬるぬるしてくることがありますが、これは手の細胞内の油が
溶けだしているのです。

このようなことからも、アルカリ性は内部に浸透しやすい
ということがわかります。

また体質により皮膚アレルギーを引き起こす可能性もあり、
頭皮がかぶれることもあります。

安全な白髪染めという観点から考えると皮膚についたらすぐに
流す、染めた後は髪の毛を保護するなど、取扱時には十分注意を
する必要があると思います。

化粧品の染毛料は、一時的に髪の毛の上に着色料をのせ
コーティングするというものです。

一般的にはヘアマニキュアと呼ばれているもので、アルカリ性の
薬剤は使われておらず、安全な白髪染めだといえます。

長所としては、アレルギー性は低くかぶれやすい人も使いやすく、
キューティクルを溶かさないため、髪の毛へのダメージは
少ないですが、短所はシャンプーなどで色落ちしやすく、
持ちはよくありません。

白髪染めによっては医薬部外品というものがあるということに
少し驚きです。

医薬部外品の白髪染めといっても他の化粧品の白髪染めと同じく
ドラックストア等で購入できるので、あまり気にせず購入され
ていると思いますが人体に対しては大きな差があります。

安全な白髪染めを使いたい人は、自分の白髪染め製品が医薬部外品
なのか、化粧品なのかくらいは把握しておくと頭皮のかぶれなど
何かあったときのためにいいかと思います。

髪に安心・安全な白髪染めを選びたいですね。